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過食症を経て、一つ一つの日常を見つめる記


by jengsauman

たった一部

姉が言った。

「世の中で腐るほどある会社の中で自分を必要としてくれる会社はそのうちの
ごくわずかしかない。でもあるねん。」

「人間も同じや。こんだけ人がいる中で自分のことを必要としてくれる人は
本当のごくわずか。でもいるねん。」

それに出会うためには、自分が動くしかないよ。
傷ついても、悲しい思いや理不尽な思いをしても、動かなければ
永遠にそのごく一部と接触することさえできない。
傷つくのが怖くて閉じこもってては、「私を愛してくれる人なんていない」
「私を必要としてくれる人なんていない」と思ってしまいがちだけれど、
本当はいるよ。絶対にいるよ。自分が輝ける場も絶対にあるよ。
それと出会うためには、自分の可能性を信じて動くしか道はないんだ。
汚くても、ぐっちゃぐちゃの格好でも、今日も何かを動かす。
心にうそがなければ大丈夫。きっと見つけることができる。
涙を流しまくって、それを力にする。

母が突然東京に来た。
姉と三人で話し合いをした。
思いっきり泣いた。
格好を捨てて現実とぶつかれ。
何を言われても、何を批判されても、反駁しようとなんてしない。
何を言っても言い訳になる。
私ができることは行動で結果を出すことだけ。
厳しいことを言ってくれてありがとう。
心配かけてごめん。
絶対に1ヶ月以内に自分の立ち位置を変えるよ。
自分からも誰からも逃げない。
泣いても泣いても、足を前に出せばよい。

無理だ、と言ったらもう終わりだ。
それに、やってもないのに、探してもないのに、ぶつかってもないのに
あきらめてしまったら、もう二度と立ち上がれない。
by jengsauman | 2005-12-16 02:16