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過食症を経て、一つ一つの日常を見つめる記


by jengsauman

勇気

壁を一気に壊す必要なんてない。
でも、「今だ」と思ったときに、絶対にしがみついてでも
そのチャンスを逃さないように。
たとえ悲しい結果が待っていても、
それは本当は、きっときっと幸せなんだ。
その悲しみに押しつぶされない。その奥にある
光を絶対につかんで、輝く日を諦めないんだ。
頭で考えるタイミングじゃない。
自分の魂がそう言っている。

自分の欺瞞を抹殺すべしと自分で思う時機が来たら、
その先で傷つくことなんて怖くない。怖くても、その先で
自分の身体を削って、痩せて、失ったプライドを取り戻して
復讐して、自分を保とうなんて思わないから。大丈夫なんだ。

数年前の容祖兒のライブDVD。
初めて見たとき、そのふくよかさにばかり目がいった。
数年経ってこないだの12月のライブDVD。
あまりの体型の変化に驚いた。思いっきり痩せていた。
もう前のDVDを見るのが怖かった。
体型の変化が自分の中で依然として大きな基準になって
いることを痛感したくなかった。

でも、見た。
「あれ?」と思った。
「かわいいじゃん」と思った。
そんな太ってなかった。
今より確かにふっくらはしてるけど、これもこれでいいじゃん、と思った。

そのとき、彼女の表情、というか目の強さに目が行った。
体型如何より、彼女が生きてきた人生をあらわす目。
人の表情とはいかにすごいかを。

そして、体型が全てじゃないと思ったとき、
勝負するのは、この「表情」だと感じた。
内面勝負ということは、つまりはこの外にあふれ出てくるもの、
オーラ、そして表情。
それは一朝一夕ではつくれない。

それこそ、斎藤茂太さんの
「内面の美しさを外見で表現する」だと思った。

私は輝く笑顔を持てる人間になりたい。
いつも人の目を見て、向き合える人間になりたい。
真剣なとき、すさまじい集中力を持てる人間になりたい。
自分の欺瞞に気づいたとき、それを打破できる人間になりたい。


私はできる、そう100万回言い聞かせるよりも、
私はやった、その1回が私を前に進ませる。


負けるとしても、思いっきり勝負して大敗北してみたら、
それは大勝利に繋がるかもしれない。
by jengsauman | 2006-02-14 11:13