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過食症を経て、一つ一つの日常を見つめる記


by jengsauman

情熱と技

父にアドバイスをもらった。
そして、そのとおりにやってみたら、思った以上にスムーズに事が進んだ。

父は管理職として、いろんなことを経験している。
でも、なんでこれまで父からもっと盗もうとしなかったのか!と思った。
最近思うことは、経験がないうちは、思い切り盗めばいい。
もともと何もないんだから、盗まないのは自分に損だし
何ができんねん、と思う。型がないと応用もできん。

あーそんな簡単なことすら気づかなかった。
自分で全部生み出し、全部処理しなければならないとか、
アホか。そんな労力を他につかえばもっと効率いいのに!

バランスとはそういうこともいえるかもしれない。
人と人の間でうまく吸収し、自分の労力を最小限に抑えつつ、
最大限の努力をできる人。

うちの父には、タイミングが見えるらしい。
今行動すべき!という勝負の時が。
それは経験で培ったものかもしれないし、もともとの才能かもしれない。
そんな父の娘なのになぜ正反対のこの不器用キングなのだろうと思うが、
そんなの分からない。諦めるには早すぎるし、何より、私はまだ
何も身に着けちゃいない。余計なものをできるだけとりはらって
人から今自分に必要なものを吸収しまくりたい。
自分の人生のために。

先生が言ってくれた。
「あなたはとにかくまず自分の人生を歩きなさい。
自分の道をつくりなさい」と。
結婚やら、なんやら、そんなことは自分が自分の道に
邁進している過程で、出会う縁があれば考えればいいことなんであって、
そんなこと今考える必要など皆無だよ。

そうそう。友達もそうやけど、友達になろう!って友達になった人って
大抵続かない。何か共通点、特に自分が興味あることや
目指していることを共有できる人の中で、気が合う人との縁が
結局は残るわけで。だから、人間関係!!と焦るのは本末転倒だ。
とにかく、自分の目の前のことと自分の夢に驀進する。
そして、そこでの縁を十二分に大切にする。
そして、腰は低く。

昨日、NHKで見たプロフェッショナルはWHOの医師。
子供さんもいてはって、仕事と子育てを両立している。
彼女いわく、「プロフェッショナルとは、情熱と技だ」と。
激しく納得した。
たしか、似たようなことを、阪神大震災のときの消防士
の方が言っていたような気がします。

それぷらす、経済力だと思う。
今、自分にはありえないほど経済力がないし、
今まで避けて考えてきたこと。
でも、自分の思考が少しずつそっちにも向いてきたとき、
先生にも言われた。

「親は子供に期待してはいけないんです。
子育てする楽しみを与えてもらっただけで満足しないと。
でも、あなたが唯一してあげられることといえば、
老後親が困らない程度に、あなたが経済力を持っていること」

一人間として、一女性として、一娘として、
筋の通った、言動一致の人間になりたいです。
by jengsauman | 2006-03-01 06:05