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過食症を経て、一つ一つの日常を見つめる記


by jengsauman

今終わっても

ピンチを何とか収拾できそうな光が見えてきた。
とは言っても、私はほとんど何もしてないけど(トホホ)。
今回のことを通して痛感したことは、
人と人が関わり、何か新しいものを作っていこうとすること、
協力していこうとする中では必ず衝突が起きるものなのだ、と。
重要なのは、それを想定しておいて、できる限り避けることと、
起きたときに対処すること。

私はこれまで、人との衝突が起こらないことばかりをかかげて、
理想理想でいきてきたけど、それはリアルではない、ときづいた。
衝突は起こるものだ。けれど、収拾できるものだ。だからこそ、
人と、状況と、周りをいつも自分の想定の何倍も想像して
見ておかなければ躓く。
そんな当たり前のことを、と思うけど、コケないと分からなかった。

父にメールしたら、こういわれた。
「これからの人生でこれは覚えといたほうがええぞ。
三割バッターは一流選手なんや。
10回に3回打てばいい。失敗はあるもんなんや。
それをどう学習するか、それだけや。」

実践のなかで父の言葉を聞くと、改めて尊敬の念がたえない。
父は、いろんなところから学んだはずだ。
無力感や、大失敗をバネにして。
最近、自分がいかに何も知らないことを認めることから逃げているかを知る。
新しく来た上司に対して、素直になれない。
高圧的にえらそうにされると、つい反発したり無視したくなる。
けど、そこにスポットライトを当ててる限りは、私は成長できない。
なぜなら、本当に自分が社会に貢献するために成長したいなら、
どんな言葉も、どんな投げかけも、有難く思うはずなのだから。
自分が知らなかったことを吸収して、「できるようになった」ということより、
自分が踏みつけられるような感覚にたえられないのは、
これまでの悪癖をひきずっているに過ぎない。
もっと有難く思え!と思う。ほんとうに。
あたしがこういう態度をとることで、上司が私を対面の土俵から
降りている人間だとみなして、何も面と向かって言ってくれなくなるのが一番怖い。
保身なんかしてる暇ないんだってば。

仕事が終わってから、通訳学校に入学試験を受けにいった。
すげーできなかった。たぶん、入学さえできないのではないか。
だから、誰にも言いたくなかった。
「○○さん、そんな低いレベルやったんや」って知られないように。
けど、私の今の目標は「人に褒められること」でもなければ、
「人よりすごいと思われること」でもない。
私の目標は、「自分の意思を100%に限りなく近い形で、外国語にして伝え、
この事業を絶対に成功させること」であり、また「Sさんの考えも同じように
伝えること」であり、「自分の夢を実現すること」だ。。もちろん、Sさんだけではないが。
今まで、何度も交渉が頓挫した時、自分の外国語力を嘆いた。
もうすこし、レベルが高ければ、と何度も何度も思った。
けど、今はそんなことを考えて自分を護っている暇ははないし、
自分の人生にそんな保身は必要ないと思うに至った。

Sさんのことが気になってしょうがない中で、テストの帰りに会社の人との
飲み会に合流した。会社の韓国人のSさんと、その他数人。
久しぶりに韓国にふれたら、やっぱりうれしい。
どこにどんな出会いが転がってるかも分からないし、
自分が頑張ってつけた力と、誰かの力をあわせることで
何かできるかもしれないし、できるだけ出て行く。
「あたしが行ったらがっかりするだろうなあ。かわいくないし。細くないし。」
という思いはあるけれど、それを超えるのだ。その思いを持ちながらでいいから、
行動をするのだ。

そして、楽しく会話してたら、Sさんからメールがきた。
会社→テスト→会社→飲み会、と一回会社に戻ったのに、Sさんがいなくて、
なんだー(ショボン)と思ったが、そういえば今日は中国語学校の日だった。
常務で、通訳もいるのに、こうして地道に努力を重ねるSさんがやっぱりすきだし、
すごいなと思う。
「学校が大変になってきた。聞き取れるけど、話せないよ。めげそう(T_T)」
だって。カワイーーヒョー!にやけてしまった。
そこで、あたしは自分のことを書いてみた。
「あたしも今日通訳学校の入学試験受けにいったんです。多分落ちたけど、
とにかく頑張って一日も早くSさんの通訳ができるようになりたいんです!Sさんも頑張って~」
と、自分が通訳学校に足を踏み入れたことを自らばらした。
もう逃げられない(笑。
けど、その思いはとても強くて、本当だから、言いたかったのだ。
どうしても、仕事をしていく上で、毎日鉄でガーーンとやられる衝撃をうけるほど
頭の回るSさんの思いを、考えることを、もっと正確に、もっと伝えられるようになりたい。
そして、言葉だけじゃなくて、事業を推進する力をつけたい。
けど、言葉の重要性を、デリケートさを、ぜったいに忘れたくない。
もし、テストに落ちても、あたしがやるべき方向は同じ。
だから、しっかり勉強するしかない。

そしたら、「嬉しいこといってくれるじゃん!応援ありがとなー。(つづく)・・・・・・・・・」
と来た。嬉しいとか、つらいとか、Sさんの感情を見れるだけで驚きだ。
会社ではいっつも本当に飄々としてて、何にも動じない風なのに、
メールの中では、とても人間らしいSさんに益々気がとられる自分がこわい。
親友が昔言ってた言葉を借りると、「そんなずるい男、計算してるだけや」
ということなのかもしれない。
けど、あたしはいろいろ経て、やっぱりSさんがだいすきだと思った。
Sさんがいるだけで、すごく、すごく、力がわく。
でも、それは仕事の上でのことだし、そこの区切りもきちんとつけられない
人間は、自分の都合で仕事をしてしまうのだと思う。我を通してるだけ。
だから、きちんとわきまえたいと思う。
そういって自分を落ち着かせる。

今突然死んでもくいのない生き方を。と改めて思う。

今日は大事な友達の結婚式なので、お祝いしにいってきます。
by jengsauman | 2006-11-03 06:32