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過食症を経て、一つ一つの日常を見つめる記


by jengsauman

後悔

吐き出すこと。たとえば、●●問題とか、●●病とか、そんないかにも「問題」そうなことと繋げて、自分がやってることが意味のあることだと確認して安心してはみても、その時点で、もうレッテル貼りの世界でいきている。善悪を簡単に決めてしまい、楽をする世界。


Mの夢も、香港人の夢もしょっちゅう見る。見るたびに、ああ私はまだ思いいれがあるのか、とか、惜しいことをしたのか、とか思ったりする。
けど、そんな感傷的なことに酔っ払っているのは、現実逃避にすぎないし、何より、現実をとらえていない。
私は、単に「後悔している」のだよ。思いっきりぶつからずに、悩んだふりをしながら、実は傷つくことを恐れつつ、単に迎合していただけの自分を後悔しているのだ。

後悔とはこういうことである。手を変え品を変え、私に襲い掛かってくる。
あたかも、それが、現実であるかのような錯覚を思わせ、現実の悩みや変えられない過去への苦しみと思ったりしても、実際のところそれは単に「後悔」の亡霊に過ぎないのではないかと気づいた。

「~したかった」「~すればよかった」「もし~したら」というたくさんの思いがあまりに強いくせに、それを頭で押さえつけた結果、何年経っても、10年経っても、亡霊として出てくるではないか。自分を信じなかった結果。これはまさに、地獄。

後悔のクセの悪さは、いつまでも付いてくるだけでなく、それは消化しない限り、永遠に増大しつづけるということ。
だから、麻痺してきて、「どうせ」という思いが、後悔から発しているものなのか、もともと無理なのか、分からなくなるのだ。

とにかく、後悔はしちゃいかん。
後悔だけは避けなければ。
by jengsauman | 2009-07-17 01:34